5月から予約システムが変更となります。
5月以降のご予約は下記のボタンからお願いします。
犬が「足を引きずる」「片足を上げたまま歩く」などの症状は、獣医師の世界では「跛行(はこう)」と呼ばれます。軽くこする程度の跛行から、まったく地面につかずに浮かせる状態(挙上=きょじょう)まであります。片側だけの場合や後ろ足だけ、前足だけといった偏りもあります。原因は軽傷〜重症まで幅広く、早期受診が重要です。
足先は接地しているが、軽くこする
→ 神経障害(麻痺)、整形外科的疾患の可能性
地面につけず完全に浮かせる
→ 骨・関節・筋肉の痛みや損傷の可能性
→ 膝蓋骨脱臼などの可能性
力が入らず座り込む、腰がふらつく
→ 椎間板ヘルニア、股関節形成不全などの可能性
散歩中の小石や枝、爪割れ・刺さりなどで痛みを伴い、歩きにくくなることがあります。
交通事故や落下などにより突然発生。腫れ・痛みが強く、立てない・浮かせっぱなしで引きずるようになります。
特に小型犬(トイプードル、チワワ、ポメラニアンなど)で多く、歩いているときに膝のお皿が外れたり、ポキポキ鳴ったりします。症状は、初めはときどき破行する程度のものが、進行すると常時足を上げるようになります。保存療法から手術まで対応します。
中〜大型犬や、肥満犬に多くみられます。膝の中の靭帯が切れると急に片足を使わなくなり、破行が持続します。治療は、多くが手術とリハビリになります。
成長期や小型犬に多く、片側だけ徐々に破行が進行、場合によっては手術が必要です。
加齢や肥満で軟骨がすり減り、慢性的に痛みを伴う破行となります。シニア犬でよくみられます。
特にダックスやコーギーなどの胴長の犬種で見られ、背骨の間の椎間板が飛び出して脊髄を圧迫。後肢に麻痺が出て力が入らなくなり、破行や挙上が見られるようになります。症状の進行で立てなくなることもあるため、緊急性の高い疾患です。
慢性進行性の神経疾患。後ろ足の歩きにくさや筋力低下がみられます。
神経麻痺によって痛みを感じない場合もあります。歩けはするけれど感覚が鈍いというケースがよくみられます。
以下の情報をまとめておくと、診察時に獣医師が判断しやすくなります。
・どの足か(前足/後ろ足・左右いずれか、など)
・いつから症状に気づいたか(突然/徐々に/数時間前〜数日前、など)
・どんな歩き方の変化か(全く使わない/軽くこする/スキップする、など)
・痛みのサイン(足を舐める・触られるのを嫌がる・元気や食欲の減少、など)
・腫れ・変形・熱感の有無
・普段との行動の違い(散歩後だけ/階段昇降時だけ/日によって違う、など)
また、そういった様子を動画で撮っておくのも非常に有効です。歩き方の様子を獣医師が見ることで、より正確な診断につながります。
生活歴、発症時期、歩き方や痛みのサインを聞きます。触診で患部の熱感・腫れ・関節の安定性を確認し、歩いてもらって様子を確認します。
骨折や関節脱臼、椎間板ヘルニアなどの構造的異常を確認。靭帯・脊髄疾患などに対してはMRIが必要なこともあります。
鎮痛・抗炎症薬、体重管理、運動制限、筋力維持のリハビリ
前十字靭帯再建や膝蓋骨・股関節の整復手術など、必要に応じて選択
筋力を回復・維持させるためのストレッチや歩行訓練、水中/低荷重トレーニングなどを取り入れていく場合があります。
・足が全く使えていない(完全に浮いている、前肢・後肢が動かない)
・足先を引きずっている(神経障害の疑い)
・歩行で体のバランスが崩れている
・痛くて元気がない・食欲が落ちている・震えている
・ 症状が急に現れ、悪化している
わんちゃん・ねこちゃんのお悩みは当院にご相談ください!